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いちご牛乳

第15章 ヤキモチ



「見張りご苦労さん。
どうだ。幕軍の様子は」


森の奥の丁度向かい側にある敵軍の拠点地に目をやり銀時に話しかける


「あれだけ手痛い目に遭わせてやったんだ。もう、ニ、三日は動けねーさ。
畳み掛けるなら今しかねぇとか言っていい?」


「バカを言え。動けぬのはあちらだけではない。」

「こっちも皆、ひどい怪我ばっかだよ!」



「この戦況で元気なバカはお前と高杉位なものだ。今しがたもやり合ってきた所だ。俺にかみつく元気があるなら来るべき時のためにとっておけと。
まったく、お前も高杉も他の連中が自分と同じと思ってもらっては困る。
貴様ら鬼どもの背中を追う方の身にもなってほしいものだ。

2日後の援軍到着までその抜き身の刃はしまっておけ。
それも待てぬというのであれば気の合う似た者同士でやり合ってろ。」
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