第2章 寺子屋
寺子屋へ着くと何人もの子供たちがいた
男の子ばっかりだったけど、数える位の女の子もいた
皆見慣れない名前が物珍しいのかチラチラと名前をみてくる
「銀時!おはよう!」
「チッめんどくせぇ奴らが来やがった」
前から来たのは髪を1つに束ね髪の長い男の子と不機嫌そうに歩いてくる男の子だった
銀ちゃんは私の前に立ち銀ちゃんが話している私からは2人の姿は見えない
「ん?お前後ろに何を隠している?」
髪の長い子が尋ねる
「あ?おめぇ等には関係ねぇよ!」
「なんだと!?何を隠しているのか見せろと言っているんだ!」
前で何やら揉めている銀ちゃんと髪の長い男の子
オロオロしていると横から手を引かれ
「見かけねえ顔だな。この辺のもんじゃねぇだろ?」
顔の整った少し目付きの悪い男の子が言った
「えっと…」
手をつながれているし、ジッとこっちを見る目に中々反らせなくて困っていると
あー!!っと大きい声で銀ちゃんがドスドスと歩いてくる。
「高杉てめぇ!!何馴れ馴れしく名前に触ってやがる!!手を離せこのヤロー!!」
バッと銀ちゃんに繋いでいた手を離され、次はまた銀ちゃんの後ろに隠された
「なんだ?銀時。ヤキモチか?」
「バッカ!!//そんな訳ねぇーだろ!誰がこんな奴!!///」
「こんな奴ってなによ!」
ジトリと銀ちゃんをみる
「そんな事はいいから、紹介してくれないか?」と話す長髪の子
「私は苗字名前で、色々あって昨日から松陽先生に引き取ってもらって銀ちゃんと3人で暮らしてるの!
貴方達のお名前は?」