第12章 その男坂本辰馬
私は恩師を助けたいが為、女という不利な状況にも関わらず戦に参加した事、女と知られれば別の危険もあったから正体を隠した事簡単に説明した
「騙してたつもりじゃないし、皆の事信用してない訳じゃないんだけど…隠しててゴメンなさい!でも、私をこれからもここに居させて下さい!!」
頭を下げお願いする
「誰もお前を追い出す奴はいなかっ!
わしゃ、本当のお前が知れて嬉しいぜよ!ここで巡り合ったのも何かの縁じゃ!と言う事で結婚を前提にお付き合い…」バキッ
「何でそーなんだよバカっ!いいか、てめーら!こいつに手出したらこの白夜叉様が黙っちゃいねーぞ!!」
銀時は辰馬を殴り、皆を一睨みする
ゾゾゾ
戦闘中の銀時の獣の様な目に皆背筋が凍る
「でも、これで男のフリする事もしなくていいのか〜!肩の荷がおりたよ〜!」
ニコニコ笑いながら名前が言うと
(癒しだ…可愛い…)
兜を取った名前の姿をみて周りは頬を赤らめそう思っていた
(ああああ!!出来ればばれたくなかったぁぁぁ!!!クソ辰馬の野郎!!!)
銀時は増えつつあるライバルに焦りをみせる