第37章 第36セット
思わず顔を歪めたその時
「「女に手ぇ出してんじゃねーぞ“オッサン”」」
妙にオッサンのところを強調しながら私の目の前に現れたのは
ずっと共に歩んできた徹とはじめだった。
及「汚い手でこの子に触らないでくれます?」
徹はニコニコしながら私の腕を掴んでいた腕を握っており、はじめは徹をしばくとき以上に怒りながらスカートを掴んでいた腕をひねりあげた。
二人ともパワー5リラなのに、、、痛いだろうなぁ
男の人たち。
ギリギリッと効果音がつきそうなほど強く握っている。
及「帰っていただけますよね?」
ニッコリとしたその目に光は宿っていなくて、目で人を殺せるのではと思った。
完全に戦意喪失した男たちは悲鳴を上げて逃げていった。
岩「だから言ったべ?及川。俺らは最終手段だって」
及「ホントだね。あははっ!!」
なんのことで笑っているのか分からなかったけど、とりあえず助かって安心した。
その後貴大や一静、英たちも来ていき、
いよいよ
ミスコンの時間になろうとしていた。
帰りたい、、、