第37章 第36セット
シカトして徹たちの所に行こうとしたら腕を掴まれた。
客「客にそんなことしていーの?評判落ちちゃうよ?」
ニタニタ笑っていて、正直気持ち悪い。
蹴り飛ばしてしまいたいほど。
スカートだからそんなことしないけどね!!
そんなことを思っていると、もう一人にスカートの裾を掴まれた。
ヤバイッ!!
そう思った時、私の周りをクラスの女子が囲んだ。
モ「うちではそうゆうサービスはいたしておりません」
モ「どうぞお引き取りください」
あくまで店員として、徹並の営業スマイルを向けて対応した。
客「あ?引っ込んでろよ。俺はこの子と話してんだよ」
モ「嫌がっておりますので、お手をお離し下さい」
客「嫌だっつってんだろ」
モ「そうですか、、、では、、、お前みたいなブス男はおとなしくそこら辺のビッチでもナンパしてこいよオッサン。」
うーん。この子こんなキャラしてたっけかなぁ。
妙に冷静な私と、高校生にブス男やらオッサンやらと言われ、ワナワナと震える20代前半の男たち。
そろそろ腕痛いかなーなんて思ったりしてるよ。うん。
客「誰だブス男だテメェ!!」
モ「あなたですけど?」
当たり前だろ!?みたいなトーンで言わないであげて!!傷ついちゃうよ!
モ「いいからとっとと帰れよオッサン。あんたかっこ良くないし。何なら及川のほうが顔いいから。」
客「んだとこのクソガキ、、、」
私の腕を掴んでいる手にギリッと力が篭った。