第36章 第35セット
*及川side*
「あ、来たきたー」
花「岩泉、優おせーぞ!」
岩「しゃーねぇべや。こいつ走れねぇんだから。」
松「そこは姫抱きしたれよ」
岩「するか恥ずかしい!」
「いいから早く帰ろーよ!優のペースに合わせて!」
えっ?!と俺を見る優。
うん、やっぱりかわいい。じゃなくて
「そんな申し訳無さそうな顔しないの、バカ優。みんな疲れてるからゆっくりで丁度いいの!あ!それとも及川さんがおんぶしてa「させっと思ってんのかこのボゲ!」」
花「岩泉にさんせーい」
松「俺もー」
「ほんの冗談じゃんかー!!」
花松岩「冗談に聞こえないから言っている。」
「安定の俺の扱い。」
とりあえず歩き出し、前にマッキーとまっつんでその間に優。少し離れて俺と岩ちゃんで歩いていた。
「言ったんでしょ?」
岩「言った。」
「返事は?」
岩「聞いてねぇ。」
「俺らと同じだねぇ」
岩「あぁ。けど、スッキリしたよ。あいつの悩みのタネは増やしちまったけどな。」
「こんないい男たちに言い寄られてるんだから悩むのは当たり前だね!」
岩「ははっ、それもそうか」
選ばれるのは一人なんだよなぁ
なんて珍しく弱気になった。