第36章 第35セット
*優side*
結局バレーは決着のつかないまま、卓球もはじめのストップにより出れずに終わった。
すべての日程が終了し、結果が発表された。
1位 3年5組
2位 2年3組
3位 1年6組
英のとこが3位かぁなんて思いながら絶対安静を言い渡された私は徹たちが来るのを待っていた。
がらんとした教室。
窓から見える夕焼け。
静かな廊下。
目を閉じて浮かぶのは
みんなが笑い合っている様子。
体育館でバレー部の皆が汗を流している様子。
バレー部の皆と笑い合っている様子。
あと何度この景色を見れるだろう。
卒業まで約4ヶ月。
代表の招集は1月。
12月には答えを出さなきゃならない。
残り3ヶ月。
進路も決めなきゃ、、、
私はどうしたいんだろう。
誰と居たいんだろう。
何をしたいんだろう。
早く答え、出さなきゃ。
考えなきゃ。
岩「優。終わったから迎えきたぞ。あいつらなら下に置いてきた。」
キミのことも。