第36章 第35セット
*優side*
ポジションを変えたのはさっさと終わらす為。
確実に勝つならセッターやったほうが私のツーアタックとかで攻撃の幅広がるんだけど、なりふり構ってられない。
私に上がったボール、全部沈めてやる。
ブロックなんて最早あって無いようなものだ。
ブロックのいないところに打ってるんだから。
それに、敵のブロックすら私の武器に変える。
ブロックに当てて弾き飛ばしたり、ブロックの後ろに落としたり。
誰 も 止 め ら れ な い。
ピピーッ «試合終了!勝者、3年5組!»
「「「「「やったぁーーー!!!」」」」」
及「ね、ねぇ岩ちゃん?あいつ、レベルアップしてない、、、?」
岩「サーブとか俺と同じくらいあったぞ、、、」
花「俺たち勝てるかな、、、」
松「あんなスパイカー、キライ、、、」
俺たちに手を振る優に応えながら、とてつもない不安を感じた瞬間だった。
『これから、女子優勝チームと青城男子バレー部のエキシビジョンマッチを始めます!』
及「よぉーし、そんじゃあ今日も信じてるよ、お前ら。」