第35章 第34セット
*優side*
いきなり現れた徹達に驚きながらも虚勢を張ることをやめない柴崎さん。
柴「なんでここが分かったのかしら」
及「お前と男二人が優を連れてったって言う奴がいてね。女だけじゃ出来ないことだって考えて、ひと気の無くて、なお且つ鍵がかかってないところはここしか無いからね。」
柴「へぇ、やるじゃない」
及「お前に褒められても嬉しくなんかないけどね。
ぜってぇ許さねぇよ?」
柴「未遂よ?」
及「それでもだよ。俺らはあの時のことを許したわけじゃない。」
怖い、、、本気で怒ってる、、、
でも、、、そんな徹見たく、ない。
徹のシャツをキュッと握ると、怯えているのに気づいてくれていつもの表情に戻った。
及「これ以上コイツに手出したら、
本気で潰すから。」
その一言だけ言うと徹は私を抱えて教室を出た。
男二人は一静たちに連れられた。
チラッと見えた柴崎さんは泣きそうな顔をしていた。
柴「はじめ君ッ!!」
岩「、、、わりぃ、先言っててくれるか」
及「ん。保健室居るから。」
はじめだけは教室に残った。