第35章 第34セット
*岩泉side*
「松川!」
松「シッ!先に確認してきた。やっぱりアイツだ。」
「すぐ助けにッ」
及「ストップ。先に先生に連絡しておこう。」
「そんなの待ってたらアイツは!」
及「そんなこと、させない。」
試合の時に見せるような本気の顔に威圧感。
思わず恐怖で体が固まるような、殺気。
及川を先頭にそっと空き教室に近づく。
及「ッ!!」
「及川、、、?どうし、、、」
教室の中では優が男共に触られていた。
俺の中に嫉妬の炎が燃え上がる。
けどそれ以上に、、、
ゾクリとするほどの殺気を放つ及川。
「ごめんやっぱ無理。」
ポツリと呟くと、自分が待つと言った癖にゆらりと教室に入っていった。
岩「しゃーねぇ行くぞ」
ぜってぇ許さねぇかんな。
及「へぇー?楽しそーなことしてんじゃん。俺も混ぜてよ♪」
俺達がいることに驚く男共。
柴「ッ、、、」
及「さぁーて、どうしよっか?柴崎ちゃん?」
そう尋ねた及川は、聞いたことのないくらい冷めた声をしていた。