第35章 第34セット
*及川side*
ギリギリ優に抜かされずにゴールした。
俺も岩ちゃんも体が悲鳴を上げてる。
いくら毎日走りこんでても、こんな体に優しくない走り方はしない。
酸素がうまく回ってない。
「いわ、ちゃん」
言葉がすんなり出ない。
岩「な、んだ、クソ川」
こんな時でも暴言をやめない岩ちゃん。
「なッ、で、あいつ、あんなへーきそうなの」
岩「知るか、、、スタミナモンスターめ」
男どもがこんなにへばってんのに優は立ったまま足のケアしてる。
すっごく負けた気分!!
ぼーっとしながら優を見ていると、タオルを持ってきてなかったのか、俺らが普段やるみたいに襟口のとこで顔の汗を拭った。
までは良かった。
バカ優は白シャツの中に何も着ていなかった。
つまりは腹チラ。
「ブッ!!」(⊙.⊙)
岩「っ何してんだよッ!!」
「岩ちゃ、あいつッ」
俺が岩ちゃんに説明しようとしてる時聞こえてきた言葉。
男「優チャン、中何も着てなかったぜ!」ニヤニヤ
男「まじか!も一回やってくんねーかなぁ。あわよくば触りてぇ!」ニヤニヤ