第35章 第34セット
それだけなんでと言って賢太郎戻っていった。
今はマラソンに集中しよう。
コースは下り道から平坦な道、上り坂まである地獄ロード。距離は5キロ。
先生たちマジで一回走ったほうがいいと思う。
1キロ5分ペースでいいかなんて考えてたらスタートの時間になった。
少し離れたところに並んでバレー部3年が見えた。
負けないようにしないと、、、
『よーい、スタート!!』。
放送で告げられたスタートにより一斉に走りだす生徒たち。
スタート直後、後ろのほうで私がポッと立てたフラグを見事回収しコケた生徒たちでグチャグチャになった。
気にせず走っていると隣に貴大と一静が並んだ。
徹とはじめと賢太郎は少し前に居る。
花「優お前速すぎ!」
と言われても今下り道だし膝に負担かけたくないからそこまで飛ばしてない。
並んだまま走っていると、平坦な道に入った。
徹たちと少し離れちゃったから飛ばすか、、、
横の貴大と一静に笑顔でお別れを告げ、ペースを上げた。
貴大の文句は聞こえないフリ(∩゚д゚)アーアー
賢太郎の隣に並んで肩を叩いたら「センパイもっと後ろにいただろ!?」って引かれたけど聞こえないフリ(∩゚д゚)アーアー