第30章 第29セット
しびれを切らした私は若に殴り書きした紙を見せた
《言いたいことがあるならハッキリ言いなさい。黙ってるだけじゃ何もわからない!》
その紙を見た若は少し黙りこんで分かった。と言った。
ちょっとだけプンスコしながら私は練習に戻った。
再び休憩に入り、天どんと白布とわちゃわちゃ騒いでた時。
私達の方をジッと見つめる白鳥沢が誇る全国三本指に入るスパイカー、牛島若利が核爆弾並みの発言をしてきた。
牛「優。好きだ。」
シーン、、、。誰一人声を発しない。
あれ?耳おかしくなったかな。
若の口から好きって単語聞こえた気がする。
チラッと天どんを見て目線で会話する。
(ねぇ。あれまじ?)
天(まじ。)
(ふざけてって可能性は?)
天(1%もない。)
(デスヨネー。お願い。天どん聞いてみて)
天(うぇっ!?まじで言ってる?)
(大まじ。頼んだ。)
天(仕方ないなー、、、)
天「あのー、若利くん?一応確認するけど、それ本気?」
牛「?当たり前だろう?」
このバレー馬鹿のド天然何とかして下さい。