第18章 光の道しるべ
『ん?何かな?』
黄瀬「あのね、優希っち。
俺、優希っちのことが、大好きっス!
だから、俺の彼女になって欲しい。
俺、チャラく見られがちだけど、
実際は、全然そんなことないんっスよ?
恋愛には、臆病なんだ。
自分の方から、好きって気持ち。
伝えたいと思ったの、初めてなんっス。
今すぐ、返事はいらない・・から。
俺が、優希っちを好きだってこと。
ただ、知ってて欲しくて。
近いうちに、もう一度、気持ち伝えるから。
その時、優希っちの気持ち教えてくれる?」
『うん。ありがとう・・・嬉しい。
私も、ちゃんと自分の気持ちと、向き合ってみるね。』
そう言って、優希っちは微笑んでくれた。
(「さっき、嬉しいって!言ったスよね!?
期待してしまいそうっスよ。
いや、100%期待してるか。
優希っちも、俺のこと好き?
両想いなんじゃないかって。」)
黄瀬「良い返事待ってるっスよ♪」
『うん!そろそろ、ダンスホール戻る?』
黄瀬「そうっスね。
優希っちに、教えて貰ったダンス、
練習の成果を、見せ付けてやるっス!」
『あはは。涼くん、頼りにしてるからね?
リード、宜しく☆』