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colorful step

第16章 その頃・・・美少年達は


黄瀬said

今、俺はある少年の視線があまりに、痛すぎて嫌な汗をかいている。

黄瀬「あの・・・そんなに、じ~っと
見られたら、穴あきそうなんっスけど。」

理桜「あぁ。ごめん、ごめん。
居心地、悪かったよね。
大した理由はないから、気にしないで。」

黄瀬「いやいや。逆に気になるっスよ!
もし、なんか言いたい事とかあるんなら、
ハッキリ言って欲しいっスよ。」

理桜「そう?ホント大した理由はないん
だよ?いつも、優希が楽しそうに話題に
する『涼くん』とやらが、どんな奴か、
じっくり観察してただけだからね。」

黄瀬「それ!充分、大した理由っス!
下手すりゃ、俺には致命的な大問題
っスよ~!要するに、優希っちに、ふさわしい男か品定め、されてたって事でしょ。
そんな、少し見ただけで何がわかるん
っスか?」

理桜「落ち着け。黄瀬涼太。
俺だって、鬼じゃないんだ。
あれだけで、判断なんかするつもりないよ。
判断材料が、少なすぎると言いたいの
だろう?
バッサリきってしまうには、キミは惜しい
男のようだからな。
思ったより、バカじゃない様だし。
まぁ。今のとこ、悪くはないんじゃ
ないの?」

黄瀬「思ったより、バカじゃないって!
馬鹿って、ことじゃんか!
理桜くんさ、さっきと何か、口調違うよね!
爽やか系少年だと、思ってたけど、
素顔は違うっスよね!?
かなり毒舌だし。腹黒ぃ」

理桜「ふ~ん。意外に、鋭いんだ。
その、観察眼は認めてあげなくもない、
かな。
だけど、それ以上は口にしない事を、
お薦めするよ?(黒笑)」

黄瀬「・・・っぐ。
それって、誉めてるんスか?
完全に俺を、からかって遊んでるっスよね!
理桜くん、俺の扱い、酷くないっスか?」

理桜「そんなことないと思う、けど。
これでも俺、黄瀬涼太には感謝してるん
だけどなぁ。
まぁ。確かに。
いじりがいはあるよね、キミ。(笑)」







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