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相合い傘 ▷ あめいろ。

第2章 @ 菅原孝支





わたしはなんとなくだけど、菅原くんが気になっていた。


バレーをしてるところを見たことがあるが、ほんとに素敵だった。


それが忘れられなくて、気づいたら目で追ってて。



相合い傘をしているというこの状況は、わたしにとって嬉しくも何とも言い難かった。




「柴田、濡れてない?大丈夫?」

『へっ、大丈夫だよ!菅原くんこそ平気?』

「へーきへーき!女の子に風邪ひかせちゃダメだからなー。これくらいは大丈夫だべ!」



近づくたびに触れる肩にいちいち反応してしまう。


横顔をちらっと見ると、まつ毛が長くて、泣きぼくろがあって、首のラインがとても綺麗で。



なんてことを思っていたら、勘付かれたようで。



「…柴田、見過ぎ。」

『…!ごめん!』



なんてことになってしまった。



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