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相合い傘 ▷ あめいろ。

第2章 @ 菅原孝支





『あっちゃ〜…雨降っちゃった。』


教室で課題をやっていたら、気づいたら下校時間になっていた。


気づいたら、雨が降っている。



今日の予報は曇りだったから、傘も持ってきていないし、折り畳み傘も干しっぱなしだ。



お母さんに迎えを頼もうか…。


そんなことを考えながらLINEを開こうとすると、聞き覚えのある声が後ろから飛んできた。



「あれ、柴田?どうしたの?」

『…菅原くん?』

「もしかして、傘なかったり?」



わたしは無言で首を縦に振った。



「…送っていこうか?」


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