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【進撃の巨人】私は蒼穹を舞う乙女だった

第2章 夢で見た空


「クリスタは今日はなんの当番なの?」

「今日は買い出しの日だったんだけど…
…ゆずきが1人になっちゃうから
他の人に頼もうかな!」

少しぎこちなく笑った

「私なら大丈夫だよ?
心配しなくても勝手に出歩かないから…」

「え、でも…ずっとこんな部屋に
1人きりじゃあ…つまらないよ」

確かに…。
部屋にはちょっとした本棚はあるけど
文字が全然読めない

おまけに窓から見えるのは
木、木、木……
ずーっと木しか見えない

これは、困った…

ゆずきはうーんと悩んでいると

「そうだ!」とクリスタが言った

「一緒に買い出し、行く?」

「え!いいの!?」

「…リヴァイ団長の許可が出れば…」

それを聞いた瞬間
無理だな…と悟った

まだそんなに話したわけでもないけど
あの人がそんな簡単に
外出を許すわけない

これは完璧な偏見だけど
絶対そうだ!

いじわるそうだし


大体なんで私はこんな部屋に監禁されなきゃ
いけないのよ!

いくら私が正体不明だからって…


「…そうだね…許可が出たらね…」

天井を見上げながら力なくそう答えた



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