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【進撃の巨人】私は蒼穹を舞う乙女だった

第1章 プロローグ


「ゆずき おはよう」



図書館に着くとふいに名前を呼ばれた

同じ目的なのだろう
毎日図書館で会う同級生の姿がそこにあった


「おはよう
こうも毎日会うと夏休みって気がしないね」


そうだな
そう言ってははっと笑う


いつもの窓際の席に座ると
カバンからノートや教科書を取り出す


ふと外を見るとグラウンドには部活中の野球部の姿

この暑い中よくやるなぁ…

そんなことを考えつつしばらくぽーっと見入っていた




「なぁ、あれやってる?」




そう聞かれ目はグラウンドを見たまま
あれって何?と答えた



「夢日記ってやつ
あれ完全に担任の趣味だよなぁ…
毎日見た夢の内容を書けって…なんだよそれ」



宿題のひとつにされている夢日記

うちの担任が占い好きで毎日朝のホームルームで
星座占いを発表するほどだ

わりと女子に人気が高い


そんな担任は最近夢占いにはまっているらしく
その日見た夢の内容を事細かにノートに書き
自分なりに分析しているらしい


精神状態もわかるから生徒の心のケアもできる

そんなことを言っていたが
まさか宿題になるとは…
完全にありがた迷惑だ


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