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love songを奏でる日々【短編】

第3章 575


終業式の放課後

いつもより早い時間なのに
誰もいない教室
暑い日差しが入り込む窓辺

「俺さ、気になる子ができたかもなんだよね…」

少し照れながらに言う、彼。












熱い風が吹く夜。
夏休みも残り1週間となり
学校が遠い過去の様に思えてきた頃。


それなのに
あの日の彼の言葉が
鮮明に蘇る。

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