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love songを奏でる日々【短編】

第8章 NOCTURNE 001




星なんて見えないのに 
心の中で流れ星に3回お願い事をする。

流れ星なんてないのに。

そうやっている内は
まだ希望があるような気がする。

自分の不安を消すための暗示。


「現実は残酷だよ」
どこかの小説の言葉なのか
頭の中で自分が自分に言う。


そう、現実は現実。

今日、何度目かの着信が鳴る。


窓からは繰り返しピアノのメロディーが流れこむ。

穏やかなようで淋しげなメロディー。


私の心みたいだ。
っと思ってから、少し笑った。



fin.



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