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love songを奏でる日々【短編】

第7章 ユメミテイタイ



呼び出されたとおりに
いつものファミレスに入れば
窓際のソファー席に
スウェット姿のヤツがいる。
片手をヒラヒラさせている。

気を遣わなくてもいい。
私も同じようなラフな格好で
会いにきている。

ヤツの前の席に座り、
わざと眉をひそめながら

「いきなり呼び出さないでくれる?」

と不平を言う。
これもいつものこと。

「わるいわるい。
でも結局来るんだからいいじゃん。」

と悪びれることもなく言うのも
いつものことである。

そう、文句を言いながらも
毎回呼び出しに応じるのも確かである。



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