• テキストサイズ

love songを奏でる日々【短編】

第5章 電車、滑り落ちる、ヘッドフォン


電車がホームに入りこむ風景を
ぼーっと見ていると
また昨日のことが
フラッシュバックする。



夕暮れから夜にかわる空。
電車を待つためのベンチに
腰を下ろす二人。
彼と私。

ポツポツと語る彼の言葉を
一字一句聞き漏らさないように
息を殺しながら聞く私。

最後の一言の後、
何も言えない私。



そうして、昨日が終わった。





/ 47ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp