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イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】

第20章 狂った果実~アランorユーリ編~


アランの猛々しい律動は

ますます激しくなるばかり。




「アラン様っ、

激し過ぎ…

俺っ、おれ、

壊れちゃうよぉ…ぁんぁんっ」




ユーリは逃れようと

力なく這い出した。




が、

アランの腕が腰を捕まえていて

叶わない。




「離してっ、もう…無理っ」




と、

アランはユーリを

背後から

痛い程に抱きすくめた。




(え?)




切なげな声が降って来る。




『頼む…ここにいて。

俺の前から、

居なくならないで。

もうお前を

失くしたくない』




(あ…)




ユーリが肩越しに振り返ると

アランが、瞳を揺らしていた。




(アラン様…震えてる……?

そんなに俺のコト…)




ユーリはくるんと身体を捩ると、

向かい合って

アランに抱き付いた。




「どこにも行かない。

行けないよ…

俺も、

アラン様が

………………」




(好きなのかな?

今まで気づかなかっただけ?

ゼノ様の言ってる事は

当たってるの?

分からない。

でも、全部終わったら…

アラン様とずっと居る…

それもいいかも…なんて、

思い始めてる気がする…)




『おまえが一緒にいてくれるだけで

俺は嬉しい』




アランは柔らかく微笑む。




(アラン様…

なんて幸せそうに笑うんだろう。

アラン様…)




思いのままに

激しく求めるアランに

ユーリは

意識を手放すまで

身を委ねた…。


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