第6章 翌日と守り隊
「…お邪魔します」
「足をあげてください…」
靴を脱がせてもらい、家に上がる。また手を引いてくれてソファーへ座る。
「待っていてくださいね、今ご飯を用意しますので」
「はい…なんかすみません」
「いえ、これくらい頼ってください」
数十分待っているとカタン、とお皿の置く音がした。
「どうぞ…と言っても食べられませんか?」
「あ、はい…すみません」
「謝り過ぎですよ。食べやすいパスタにしたので、口を開いてください」
まさか…と思いながらも口を開くと、口にはカルボナーラの味が広がった。
「…!すごく美味しい!」
「ありがとうございます」
それから色んな話をして、ご飯の時間は終わった。