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もう一度

第2章 夢と現実


『は、?』
私が寮の食堂でご飯を食べている時に聞いた衝撃的な話にそう言わざるをえなかった
そして、私の目の前にはこの高校の理事長をしている私の叔父が立っていた
『叔父さん、今なんて?』
『ん?なんだ?真依はもう難聴か?』
『いや、違うから』
そんなやり取りを少しの間していたが、本題に話を戻す
『あぁ、すまなかったね...この学校って生徒が少ないだろう?そこでだ!真依が寂しがると思ってな、近くの私立小学校中学校と合併することにしたんだよ!』
『馬鹿なの?叔父さん』
熱弁する叔父にその火を消しそうな程の冷たい視線と声と態度でそう言う
『私は、別に生徒少なくてもよかったんだけど?』
『いいんだ、見栄を張らなくても』
『見栄なんて張ってない、叔父さん馬鹿すぎ...私は生徒が少ないからいいと思ったのに...小中一緒なんて人数多すぎて敵わないよ!』
私は人と話すのが苦手だ、特に初対面の人とは
だから、叔父さんのやっているこの学校にしたのに
『叔父さんてば酷い!』
元々ここの校舎は広い、クラスなどは気にしなくても大丈夫だろう
でも私は、静かな学校で大人しく目立たないようにすごしたかった
叔父さんの話によればクラスはそれぞれ3クラスずつだそうで人数も少ないらしい
『真依...時期理事長として頼むよ』
『あれ、それマジなの?え、私叔父さんの後継ぎなの?』
もう人が多いことはどうでもよかった、何故なら叔父さんのさっきの一言の方が衝撃的だったから
そして、その時こう思った
“もしかして、はずれだった?”
と思った瞬間、私の顔はほんの一瞬仏のような顔になっていただろう
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