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Ib×黒バス

第25章 鋏」※赤司視点





がた・・・



ふと、後ろの壁から何かが動く音がした。


立ちあがり、部屋の中を確認すると、本棚で塞がれていた道が、いつの間にか元の場所へ戻り奥に行けるようになっていたのだ。


しかし用心にこしたことはない。


赤司は奥へと足を踏み入れるとピンク色の絵の具玉が落ちているのに気が付き、手にとるとそれはまた消えていった。


笑みを浮かべ、本棚へと視線を向けた。


そこで一つ、気になるものが目に映った。


『ゲルテナ作品集 下』。


もしかしたらいい情報が載っているかもしれない。


そう思ってページをめくることにしたのだ。


どれも書いてあるのは自分たちが見て来た画ばかりで、ヒントになるものが一切なく、溜息をつき元の場所へ戻そうとしたところ、手から本が落ちたのだ。





赤「あ・・・
  ・・・メアリー・・・?」







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