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Ib×黒バス

第8章 青いバラとオッドアイの青年




部屋に入ると中はまた一つドアがあった。
周りは花瓶とともにその周りの壁には紙。
その壁に貼ってある紙にはこういうことが描かれている



『そのバラ ?ちる時 あなたも?ち果てる
 バラとあなたは ???? 命の重さ 知るがいい』



真ん中にあった瓶には水が入っていなかった。

奥へと進んでいくと、バラの花びらが地面に落ちていた。


自分と同じようなバラ。
ヒラヒラと一枚ずつ、舞い散るように落ちていた花弁は、まるで行き先を伝えるかのように奥へ奥へと進ませた



その奥へ進むと名前だけの『青い服の女』



「画は・・・どこに・・・」



あたりを見回すが見当たらない。
地面には血がついていた。
途中にあった扉がなにかあるものだと思い、この手にあるカギはここの部屋を空けるためのものだと確信してあけた。


そしてそこにいたのは・・・



「やっ・・・!」



今さっきと同様、赤い女の服と同じく額縁から青い服の女がいたのだ。

その女は青いバラをちぎっていた。


このバラを取り返さないといけない。


そう思った。
青い女はイヴに気付き、追いかけてきたのだ。
急いでドアから出て息を吐いた。



(あのバラ 取り返さなきゃ
 あそこで倒れていた人のものかもしれない)



なぜかそう悟った。


窓をたたく音にそちらに視線を向けると青い服の女は窓から出て来たのだ。


思わずドアを開けてまた部屋へと入った。


青い女の服がいた場所には例のバラが落ちていた。


それを落とさないように握りしめると外の確認をして入ってきた入口へ走って向かったのだった。


自分が一度試したように花瓶へ青いバラを活けてみた。


すると自分と同じように綺麗に咲き誇っていた。






(あの人に持っていかなきゃ・・・!)










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