第7章 うっかりさんとガレッド・デ・ロワ」※少しグロ注意
「やっとここまで来れた・・・」
安心するようにあたりを見回すと、ひとつドアを見つけた。
そちらへ行くとどうやら鍵が閉められているらしい。
鍵をこの部屋の中から探さなきゃいけないのか。
ひとつひとつの画を確認しながらあるいているとあの『赤い服の女』があった。
しかしなにも変わりがないため離れようとしたと同時にがしゃんとともにその画から女が出て来たのだ。
額縁を引きずりながら自分を追いかけてくるその女にイヴは走って逃げた。
どんなに逃げても追いかけてくるその姿に赤色の彫刻の周りをまわっていれば何か答えが出るかもしれないと考えた。
すると女が出て来たところに赤色の鍵が落ちていることに気がついたのだった。
それを走ってとると、赤色のドアへと走って向かい鍵を開け、そのまま鍵を閉めドアによっかかった。
「ほんと・・・なんなの・・」
ぐっと歯を噛みしめながらも先へと進むために反対側のドアへとむかったのだった。
案の定鍵はしまっていた。
本棚を確認するしかないのか。
一個一個確認しているとある本が目にとまった。
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