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Ib×黒バス

第34章 さしのばされた手







?「イヴ・・・」





イヴの視線の先には一人の女性が立っていた


赤司は自分の方見てくれない彼女に不安になって声をかけた





赤「イヴ!どうした?


  はやく来い」




赤司はそんな彼女に手をさしのばした


イヴは赤司を見て、しかし自分の母親と見比べていた


きょろきょろと視線を漂わせる彼女に赤司は唇噛んだ



母「イヴ!


  やっと見つけた!


  もう・・・探したのよ!


  ダメじゃない、勝手にこんなところまで来たら!


  ホラ、お父さんも向こうで待ってるわよ


  行きましょ? イヴ」



赤「イヴ!何やってるんだ?


  早く来い」



母「イヴ! 知らない人について行ったらダメよ?


  何回も教えたよね?」



赤「こっちは怖くない、大丈夫だ。


オレもいる」



母「イヴ!


  お母さんの言う事聞けないの?


  知らない人について行ったらダメ!


  もう二度とお母さんとお父さんに


  会えなくなっちゃうわよ?」



赤「イヴ!


  来い!ひっぱってやるから!」



母「だから おいで・・・」



赤「だから 手を出せ・・・」




















赤、母「「イヴ!!」」











イヴは迷うことなく赤司の手をつかんでいた。


赤司はにこりと優しそうな笑みを浮かべると彼女の手を取って絵の中へと招いたのだった。


そうやって絵の中に二人は入りこんでいったのだった・・・













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