第28章 探索と鬼ごっこ
そのまままっすぐ進むと、あの首なし人形が待つ部屋についたのだ。
一旦手を離し、その人形を動かした。
降りれる。
もう一度手を握ると階段を下りた。
着いた場所はピンクの色で描かれた道。
上から物が落ちてくるのをなんとかよけながら手書きで描かれた町のような場所へとたどり着いたのであった。
道には花や家などが存在していた。
近くにあった家から調べることになったのだが、部屋の中もすべて手書きでできた部屋。
時計に誰かの肖像画。
絵本ばっかりの本棚に机。
ヒントになりそうなものは何一つ感じられることはなかった。
家を出て次に上に向かうと、緑が一切ないただの木。
物悲しく感じられた。
そのまた上はどうやら泉になっているらしく、真っ青にぬられていた。
隣の列へと向かうと、今度もまた家の絵。
前にあった家と違うのは周りにたくさんの緑があることと、カギが閉められていること。
下に降りると今度はピンクで塗られた小屋のようなもの。
そこもまた鍵が閉められていたのだ。
一段下まで行くと、掲示板に緑の屋根でできた美術館が存在していた。
もちろんその美術館も閉められているため、侵入は不可能だった。
一番左端の列はチョウチョ公園と言った、黄色のチョウチョがある一角を飛んでいた。近くには青い屋根の家。
最後の場所には・・・
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