第37章 訓練の時間
俺は逃げる様にひっそりと校庭を離れた。
みんなには、知られたくないんだ。
心配はかけられない。
暗殺や勉強に集中しなければならないんだ。
なんとか校舎裏まで来て座り込んだ。
光「ったく...ダッセーな...はぁっ...俺...」
全然、克服できてねーし...
父親のワードを聞くだけで発作がおきるなんてな。
くそ...俺は、なんでこんなに弱いんだ。
早く強く、こんな事、克服できるぐらい強くならないと...
そう思ってもこの発作は収まる事はなく、
流れる汗の量が増えていき、苦しくなっていく。
光「...ガハッ...はぁっ...はぁっ...ゲホッ...」
もう喋ることさえ困難になってきた。
俺は遠のいていく意識とともに目を瞑った。