第35章 近い時間
そして杉野は言葉を続ける
杉野「でも、結果出さなきゃ上手くそれが伝わらない。…まぁ要はさ
ちょっと自慢したかったんだ 昔の仲間に、今の俺のE組の事。」
それを聞いた瞬間、俺は思わず杉野と進藤の間に入り、
光「進藤!選ばれし者とか選ばれなかった奴とか、そんなの関係ない
からな!!俺らは同じ人間だし、最高の仲間さえ揃えば どんな勝負だって
勝てるからな!」
と言って、杉野にニカッと笑った。
すると進藤は不思議そうな顔をして
進藤「元A組の高瀬…確かに今日、それは実感できたが なぜ俺が杉野に
自分が選ばれし人間と言った事を知ってるんだ?」
と聞いて来た。
あ、これはやべぇ
進藤「ま、まさか…あの時、赤羽の後ろに隠れていた女子は…!!
どうりでどこかでみた顔だと思ったら!!」
ば、ばれたぁぁぁぁぁ!!
焦りながらも杉野を見てみると、杉野はぽんっと俺の肩を叩き
諦めろと小声で言った。
ま、まじかよ!?
確かに、俺はなにも思いつかなかったので
光「し、進藤…実は俺、女なんだよ。それで 男装がバレてE組行きに
なってさ…とにかく、混乱を招かないように本校舎の生徒には黙ってろって
言われてて…頼む!!黙っててくれ!!」
と頼んだ。