第35章 近い時間
『三塁ランナーアウト!!』
磯貝「渚、そのボール三塁へ!」
磯貝がそういうと、二塁ランナーが焦ったように走り出した。
だけど、渚のボールを三塁を守っている木村がキャッチ
どうやら、こっちのボールの方が早かったみたいだな。
杉野「木村、次は一塁へ!!進藤 走ってないから焦んなくていいぞ!!」
杉野の指示通り、木村がボールを投げる。
あまり速くないボールだが 進藤は腰を抜かし、その場に座っているので
問題ない。
そしてそのボールを、菅谷が難無くキャッチ。
…これは
審判「打者ランナーアウト…ト、トリプルプレー…」
『ゲ…ゲームセット…!!…なんとなんと…E組が野球部に
勝ってしまった!!』
俺らの勝ちだぁぁ!!!
光「よっしゃぁぁぁ!!」
矢田「キャーやった!!」
中村「男子すげぇ!!」
俺らは男子全員でハイタッチした。
あ、一応俺は女だけどな。
本校舎の奴らはみんな、おもしろくなさそーな顔をして
ぞろぞろとグラウンドから差って行った。
ふっ、ざまぁみろ!!