第15章 銀蛇鳥姫物語 第15話
市「虚夜宮ってのはこのお城の名前や」
『らすのーちぇす…変な名前だな』
市「それ、さっき会うた藍染ゆう男の人にあとで言ってみい?」
『分からないが、遠慮しておこう』
なんて会話を挟みつつ、市丸から大体の情報を聞いた。
そして姫雫は“虚”や“整”の存在を信じた。
というか、この状況では信じるざおえない。
新しい単語ばかり出て来たせいで脳がついていかなかったが、記憶を失っているせいなのか元から頭が良かったのか、姫雫はすぐに理解していった。
この男の言う事が全部本当ならば、市丸は死神。
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