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【ハイキュー!!】行け!烏野高校排球部

第3章 一つ合宿所の屋根の下


「何ていうか…色々お花畑の二人が羨ましいデス」
「おい月島ぁ!!それは俺らのことだなッ!?馬鹿にすんな!!」
「あれぇ~~?『俺ら』って自分で言うってことは自覚があるってことですかぁ~~~?」
「ウ、ウグゥッ…!月島許さぁんッ!!」
「うわーセンパイこわーい」
「「月島そこになおれええええええええええええ!!」」
「おーいこらー!田中に西谷遊ぶんじゃなーい!月島も揚げ足をとらない!」


主将マジお疲れ様です。田中先輩と西谷先輩は肩を落として落ち込んでいるが、対照的に月島さんは愉快で堪らないのかケケと肩を揺すっている。うわあ、悪魔の様だ。

「伊鶴ちゃんは昔バレー部だったりするの?」
そんな喜劇を気にも留めず、潔子先輩は私に問い掛ける。反応したら負けって事なのだろうか。潔子先輩マジクールビューティー。
「あ、はい。まぁ…一応中学の時にやってました」
「なッ!一応って何だよ瀬戸!」
「!」

突然声を上げた日向に嫌な予感が走り、反射的に日向の方へ瞳を向ける。日向は勢いをつけて上半身を起こしていた。
「一応っておま、」
「ひ、日向ちょっと…!」
慌てて言葉を遮り、日向に側に駆け寄ると、小声で話しかける。
(日向、その話はちょっと…)
(何で言っちゃダメなんだよッ!)
(い、いいからお願い…)
(……分かった)
日向は半ば納得のいかない表情を浮かべるが、承諾してくれたことに感謝する。


「伊鶴ちゃん…?大丈夫?」
「あ、はい!大丈夫です!すみません!」
返事を返すと潔子先輩の隣へ戻る。やっぱ落ち着くぜ潔子先輩。
鳥養コーチは一息吐き膝を叩いて立ち上がると、皆へと声を張り上げる。





「よしっ!休憩終わりだ!!もいっちょ頑張るぞッ!!」

「「「「ウッスッッ!!!」」」」










そうして学校での活動を終え、合宿所へと移動した。
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