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【ハイキュー!!】行け!烏野高校排球部

第3章 一つ合宿所の屋根の下


こんな事があり私の心臓はブチ抜かれるどころか心臓持ってかれました。素であんなバリ可愛いとか女神だろ。あ、そういや元から女神だったわ。

ドリンクを運び終わると同時に、鳥養コーチが皆に休憩だと声を掛ける。皆がわっと私達の周囲を取り囲む。まるで高い壁に阻まれているかの様な錯覚を覚える。うーん…未だにこれ慣れない。

皆は汗を拭いながらドリンクを喉に流し込む。各々自由に床に座ったりしているが、日向と影山さんに至っては体育館の床にグッタリと倒れ伏している。
気力を使い果たしている…。
皆に気を遣い、隣に立つ潔子先輩にひそひそと話しかける。


「みんなグッタリですね…」
「みんないつも以上に頑張ってるからかな」
「合宿だからですかね?」
「だからかな?」
「「フフフッ…!」」
何となくおかしくなり、顔を見合わせて笑い合う。ああ、潔子先輩といるだけで心が洗われます。



「「アーメンッッ!!!」」




田中先輩とノヤ先輩の突然の礼拝に一同がビビり散らかす。
何故か涙を流しながらこちらの方角に向かって祈りを捧げておられる。何故だ。こっちの方角がメッカとかあるのだろうか。



「何だアイツらキリスト教だったのか…」

「いえ、あれは新手の新興宗教ですコーチ」



少し引いた様子で呟く鳥養コーチに、冷静に分析を入れる主将。主将の慣れてる感に何とも居た堪れない気持ちになる。
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