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【ハイキュー!!】行け!烏野高校排球部

第3章 一つ合宿所の屋根の下


───合宿所 自室

「はぁ……寝れん」
怪談大会もお開きとなり、就寝時間も迫っていたので、みんなの憐れみの瞳を受けながら、合宿所での私の部屋へと戻ったのだが、布団に潜り込んでも全く眠気は訪れない。

というかあんな事あったか眠気もダッシュで逃げてったよ。
「う~潔子先輩助けてぇ~~……」
そうだ潔子先輩のこと考えてれば良いんだ。よしそうしよう。早く明日になれー。そうすれば生潔子先輩が見れるんだ。


と、潔子先輩のことを考えている内に睡魔が襲って来たのか、瞼も次第に重くなっていく。外の鈴虫の音も手伝っていよいよ意識も飛びかけた時、






────ヒタ…ヒタ…ヒタ……






廊下を素足で歩く音が聞こえて来た。ビクッと肩が震える。そろりと部屋の扉を方へと視線を向ける。足音は私の部屋の外の廊下からしているようだ。
「な、何…誰っ……?」
震える声でボソリと呟き、音に耳を澄ませる。





───ヒタ……ヒタ……ヒタ……





どうやら足音の主はその廊下を往復しているようだった。時計に目を向けると、時刻は11時。時間が時間な上に、そもそもこの行動自体が理解し難い。
メンバーの誰かだろうか。いやいやさすがに寝ているか。もうダメ本気で怖い寝たい。夜のジョギングなら外でお願いしますうううう……!!








目を瞑り、耳を塞いで辛抱強く堪えていると、いつの間にか朝を迎えていた。
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