第3章 一つ合宿所の屋根の下
主将と東峰先輩の顔が歪み、怯えるかのように腕を擦る。私もちょっと悪寒が走った。ていうかホントにスガ先輩手を叩いたからホントにビビッた・・・。
「ついにはその手を叩く音はタンスの目の前まで来てたんだ。そしてその夢から二日経った日、また夢を見たんだ。おじさんはもう大焦りだよ。音はタンスの前まで来てる。今日はどうなってしまうんだ。
手を合わせてギュッて目を瞑って震えてたんだ。そしたらタンスの前で、パンパン、パンパンって叩く音が始まったんだって。じっと堪えて待ってたらもう音も何もしなくなって夢が覚めたんだって。
ああ良かった、何もなかったんだって凄く安心したんだって。あの夢一体何だったんだろうって起き上がった次瞬間左から、」
─────────パンパンッ
「「「ぎゃああああああああああああああああッ!!」」」
「きゃああああああああああああああッ!!」
「っていう話なんだけど、どうだったー?」
「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」