第4章 3.
藤ヶ谷「あのね、さっき初めて会ったけど、サキちゃんとこれっきりもう会わないのは、何だか嫌なの。
俺ともう一回会ってくれないかな?」
真剣な眼差しの藤ヶ谷くんに見つめられると、目を離せない。
サキ「藤ヶ谷さんとか、キスマイの方に、め、迷惑…とかかかったりしませんか?」
これが大切だよね、本当に。
たまたま家にお邪魔しただけで、遠い、遠い世界の人だもんね…。
藤ヶ谷「ふふ、それは大丈夫だよ。
じゃあ、明日待ち合わせしてくれる?」
上目遣いをするのは計算なのかな、可愛すぎるよ…。
サキ「ず、ずるいです!(笑)」
顔が赤くなるのが分かる。
藤ヶ谷「んー?ずるいってなーに?(笑)」