第3章 第二夜〜再開〜
コンコンッ
「はい。」
部屋の中から、彼の声がした。
「し、失礼します。」
そう言って、私は、彼の部屋に入った。
「今日から、この館でメイドとして、入りました。ルカ・アイルハートと申します。よろしくお願いいたします。」
「よろしく。もうすでに、知っているとは思うが…、僕は、トーマ・クロスフォードだよ。」
彼は、微笑んで言った。
「久しぶりだね。ルカ。」
「………はい。」
「キミの家が、なくなって、キミと会えなくなって、僕は…どれほど……。」
「あの……。トーマ様、もう私は…、貴族ではありません。私を、幼馴染みだとお思いにならないでください。」
「なぜ?僕は、ずっとキミに会いたくて……、恋い焦がれていたというのに…。」
そう言って、彼は…………、トーマ様は、私の手を取った。
「まぁ、いい。キミは今日から、僕の専属メイドだからね。」
そう言って、彼は、私の手にキスをした。