第3章 第二夜〜再開〜
「お嬢さん、門の前でなにをしているのですか?」
ビクッ
私の頭の上から、男の人に声をかけられた。
「ここは、僕の家なんだけれど……。何か用かな?」
私は、振り向く。
だが、私は、俯いたまま、彼の顔も見ずに答えた。
「このクロスフォード様の邸宅でメイドとして、働くことになった者です。あの……どこから入ればいいのか、迷っていて…。」
「そうか…。君が…。」
彼は、ほんの少しの沈黙の後、
「門は開くよ。さぁ、一緒に来るといい。」
その瞬間、門が開き、長い庭園の先の館へと続く道が開けた。
「行くよ。さぁ、おいで。」
「はい。」
私は、そうして、クロスフォード家の庭園に足を踏み入れた。