第2章 2人
西谷side
部活が終わって、部室をでた。
すると、門の前に見覚えのある影を見つけた。
西「…遥音…か?」
そこにはさっきまで俺が慰めていた遥音がいた。
『先輩っ!!待ってました!』
なんて言ってる。
もしかして、ずっと待ってた?
聞くと、先輩と帰りたかった。とのこと。
可愛い事言われたらせいか、顔に熱が集まる。
そして、2人で帰る帰り道。
まだ鼓動が止まらない。
チラッと横を見ると
遥音が鼻歌を歌いながら空を見上げてる。
西「…ガリガリ君食うか?」
『…大丈夫です笑』
西「遠慮すんなよー!」
『頭ズキズキするのであんまり…』
そんな会話をしてると、遥音の家に着いた。
西「なら、またな!部活来いよ!」
『ありがとうございます!あの…』
なんだろ、なんて思ってると
遥音が恥ずかしそうに、
『また一緒に帰ってくれますか?』
なんて言ってきた。
西「当たり前だろ!これから毎日来るから!」
そう言った後に、俺も付け足す
西「今日の事、言ってくれるの待ってるから。」