第1章 始まり
おまけ程度の夢主side…
思わず泣いてると、
西谷先輩が背中をさすってくれた。
なにも言わず ただただ、無言で背中をさする先輩。
その手はすごく温かかった。
初めて感じる西谷先輩の体温。
小さな体からは想像出来ない、力強い手。
思わず胸の鼓動が高鳴ってしまう。
そして泣きやんだ私は、その日は
部活を休む事にした。彼の優しい心遣いから。
西谷先輩は日向くんに何が言われて喜んでた
みたいだけど…
早く解決するといいな。
なんて考えていた。
その日は部活が終わるまで、
西谷先輩を待つことにした。
今日話していて、家が近い事も判明したから。
このまま帰ると、途中で崩れてしまいそうだから。
門の前で待つことにした。