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【ハイキュー!!】巡り会う2人 -西谷夕-

第4章 秘密


夢主side

麻希はコミュニケーション能力が高く、
虐められなかった。

毎日体育倉庫に呼び出され、リーダー格の人から
殴られたり、蹴られたりした。

その度に青あざを作る私を心配してくれたのは
麻希だけだった。

親にも心配されたが傷はなるべく隠し、
気づかれたら言い訳をしていた。


そして中3。最後の大会の日。
しかし、その日私は前日に蹴られた足首が
とても痛かった。
麻希や、顧問が心配してたが、私は出ることにした。

そして、試合も勝ち進んでいき、
準決勝の試合中、事件がおこってしまった。

私がフライングレシーブをした時、ボールが上がった
直後に蹴られた青あざが痛み、立てなくなって
しまった。

そのまま試合は1回止められ、
私は病院へ連れて行かれた。

結局試合に出ることは許されず、準決勝は
負けてしまった。

そのまま保健室で1人、泣いていた。
麻希なら来てくれると思ったけど、
来てくれなかった。

そしてそのまま部活を引退し、卒業式の日。
私は宮城に引っ越す事になっていたので、
皆に色紙にメッセージを書いてもらっていた。
家に帰ってゆっくり見ようと思ってたけど、
それが間違えだった。

家に帰って目に入った1番最初の文字。
麻希の"もうあんたには期待してないから"
の字だった。

目を疑ったが、現実だった。

そして、私はその日から親友と呼べる人は
いなくなった。


気づくと一人ぼっちになっていた。
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