• テキストサイズ

【ハイキュー!!】巡り会う2人 -西谷夕-

第1章 始まり


夢主side

部屋にある段ボールの山を見つめた。

そうだ。
もう、あの時の後悔は消えない。

そう心の中で呟き、自分の新しい部屋を見回す。


なぜあんなことになったんだろう。




私の名前は遥音。

元バレー部で、自分で言うのもなんだけど、
私は元エースで、副キャプテンだった。
身長153cm。身長も前の方だった私が
エースだったのは凄く誇りに思う。

うちの学校は結構な有名な中学で、
いくつか優勝も勝ち取っていた。

中学を卒業して、ここ、宮城県へと引っ越してきた。

それでも、あの時の苦い思い出は


一生消えることはない。

母「部屋は今週までに片付けること!
段ボール取りに来るからね!」
『はーい』

母の返事に曖昧に答えながらも
一番手前にある箱を開けた。

すると中学時代のバレー部の皆から貰った
色紙が目に入る。

楽しかったな、と感じる反面、
あの言葉が目に入る。

~もう、あんたには期待してないから~

それを思い出すと今でも目に涙が溜まってしまう。



『そんなことしてる場合じゃない!』

今日入学式が終わり、明日から学校だ。

過去を振り返ってる場合ではない。


私は頬を叩いて、よしっ!と1人呟いた。
/ 29ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp