第14章 媚薬
「…もう効き目、出てきたみたいだね」
ニヤリとカルマくんは微笑んだ。
「っん…ぁ…ぅぅ…///」
余程効き目が強いのか服が体を擦る些細なことでも体が反応する。
「もうそんなに感じてるの?望乃はいやらしいなぁ」
「誰がっ…ぁこんなにっ…してるの…ぉっ…」
体を動かせば動かすほど体に刺激が伝わり、呼吸を荒くする。
「もしかして服が擦れて感じてるのかな?なら脱がせてあげなきゃね」
悪戯に微笑むと私の制服を脱がせ始めた。
「んぁっ!…らめっ…///」
もうすでに呂律が回らなくなり、身体が火照ってきた。
「ひゃぁん!だっだめぇ…!カルマくん…!」
いくら声を荒げても聞く耳を持たず服を次々と脱がしていき、終いにはもう下着しか残っていなくなった。
「はっぁ…カルマくん…」
私の意識は朦朧とし始めていて目がトローンとなってしまっているのが自分でもわかる。
「場所を移そうか」
ニッコリと笑い、ベットへ連れていくために私を抱っこした。
「っひゃぁん!…あっぁっ!んぁ…!」
体を触られてビクンビクンと痙攣している。
その時、私の中で何かが切れた気がした。
「っしょと…」
カルマくんはベットにゆっくりと私を寝かせた。
「ん~…正直全部飲んじゃうなんて予想外だったんだよなぁ…望乃…大丈夫だよね…?」
「ん…らいじょうぶだよ…?」
私は本能のみで答えた。いつもの恥ずかしさなどはすべて消え去り、まるで生まれたばかりの赤ん坊のような気分だった。
「っしょぉ…と…」
少し体制がついたのか布が擦れるくらいじゃもう声をあげることはなくなった。
そして私はよちよち歩きのように四つん這いでカルマくんの膝まで歩いて行った。
「…?…望乃?」
カルマくんはさっきまで膝立で立っていたのを崩し、あぐらのような座り方でベットに座った。
「…たぃ…」
「…ん?」
私がポツリとつぶやいた声をカルマくんは聞き取れなかったらしく、顔を近づけて聞き返した。
「わたし…カルマくんの…舐めたい…」
私はもうとっくに理性を手放していて自分の欲求に従って行動していた。
「え?!///」
カルマくんもあまりに予想外の言葉に顔を赤らめて動揺している。
「…だめ…?」
私は上目遣いでカルマくんを見上げた。
「…っ/// 別にいいけど後悔しても知らないからね…?」