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【暗殺教室】ドSカルマくんとの暗殺生活

第4章 殺せんせー


~5時間目~

「殺せない…殺せ…殺…あっ!殺せん.せーは?」

「殺せんせー?」

「うにゅ?」


なんやかんやあって先生の名前が殺せんせーになった。


そして2つほどわかったことがあった。

○月に一度、脱皮をする。
○つまりこれから1ヵ月間その奥の手は使えない。


きっとこれはいつか役に立つと思う。

(メモっとこうかな…)

机の中にあるメモ帳を取り出し、殺せんせーの特徴をまとめた。

(よしっ…これでおk…)

何故か説明風になっているのに笑ってしまった。

我ながらイラストが多いw


「ののちゃーん?なぁに書いてるの?」

カエデだ。

不思議そうにメモ帳を見る。

「殺せんせーの特徴」

「へぇ、みーせーてー」

「いいよー」

「ほぉ、あっ!このイラストの人かっこいい!」

「え?どれ?」

「ほら!この赤髪のキリッとした人!」

「え…」


こんなの描いた覚えはない。

しかもこれって…


「どうしたの?」

「い、いや!なんでもない!」

「?」

「き、気にしないで!」


私は急いでメモ帳を机にしまった。

「と、トイレ行ってくるね!」


私は急いでトイレへと駆け込んだ。

「はぁ…はぁ…」

個室に入り、呼吸を落ちつかせる。


待って…なんで…?

どうして…?

そうだ…こ、殺せんせーに相談してみよう…

きっとこれは私の知識量じゃどうにもならないことだ…


キーワードは2つ。

無意識の行動。

無意識の行動はある特定の相手につながるということ。


(これを言えばいいかな…)


先生という存在は信用していない。

だがこういう分野は私一人の知識ではどうしようもない。

そして、

個室のドアを開けるとカエデが立っていた。

「カ、カエデ…」

「ののちゃん…何があったの…?」

カエデは不安そうな顔をしてこちらを見ている。

「…ごめん、今はまだ言えないや…夜にメールするから…」

「っ…なんで今言えないの?」

「確かめたいことがあるから…お願い…」

「…分かった…夜、絶対だよ」
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