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【暗殺教室】ドSカルマくんとの暗殺生活

第8章 死んじゃったら悲しむ人がいる


「カルマくん、平然と無茶したねぇ」

渚くんは崖の下を覗き込んでいる。

「でも無事でよかった…」

(でも、いくら暗殺のためとはいえ自分の身を放り投げるようなことをするなんて…全く…)

「別にぃ。今のが考えてた限りじゃ、一番殺せると思ったんだけど」

イラッ

私の線がキレた。

「赤羽くん!!」

「うおっ!ど、どうしたの…ののちゃん…」

いきなり大きな声で名前を呼ばれ、驚いている。

「なんでそんなに簡単に命を投げ出すの?!自分のことしか考えてないんでしょ!!」

「は…?いや、俺は殺せんせーを殺すために…」

「そんなことで命を投げ捨てないで!赤羽くんが死ぬと悲しむ人がいるんだよ?!」

赤羽くんはさっきの驚いた顔から一転、その言葉を聞いた瞬間鋭い顔になった。

「へぇ…本当にそんな人なんているの…?いるかもわからないのにそういうこと言わないでくれるかな…?」

「わからない…渚くんとかも心の中では赤羽くんのことすごく嫌ってるのかもしれない…」

渚くんは『なんで僕?!』という顔をしている。が、御構い無しに話は続けられる。

「ほらね?人の気持ちなんて分かんないもんなんだよ」

赤羽くんはつまらなそうな顔をして投げ捨てるように言った。

「でも
でも!私は赤羽くんが死んじゃったら悲しい」

少し驚いたような顔をした後、私を睨むように表情を暗くした。

「…それも本当かわかんないよね?」

「本当だよ!本当に私は、

「証明してよ」

「え?」

「できないの?」

赤羽くんは私の目をまっすぐ見ている。

「…できる」

私はそのまっすぐな瞳を受け止め、見つめ返した。

「ふぅん…ならさ…俺に…」

赤羽くんは下を向く。

心臓がバクバクする。

ニヤリと口角を上げる。


ーーー『キスできる?』ーーー


「……え?」

私の思考はその場の空気とともに止まった。


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作者から

どうもみなさん、けだるげです。

テスト前期間ですが久々に書きましたw

まだiPadなので定期更新はできませんが今後とも宜しくお願いします。

あと、訂正点です。

今回、カルマくんと殺せんせーの会話を大分ぶった切ってしまいましたw

申し訳ございませんm(__)m

以上です。これからもよろしくお願いします。
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