ハン×ハン《 刻まれる時の中の...》~恋愛物語~
第5章 メンチ×ト×リョウリ
キ「それ、なに?」
「これは【セージ】っていうの。今回はセージ風味の料理を作ろうと思って♪」
ク「花を食べるのか?」
「ご自由に♪...で、ミニトマトを湯剥きにして、レモンは絞ってレモン汁に!...これはソースとして使うわけね♪」
ト「楽しんでやんのww」
そう...料理は楽しい
今は試験だけど、メンチさんにもちゃんと美味しい、って言ってほしいもの!
「セージとバターを一緒に入れて、普通の火加減で香りがたつまで。そしたら、豚肉を入れて両面火が通るまで焼く」
私はスライスし、塩コショウと小麦粉をつけた豚肉を入れる
キ「何言ってるか分かるか、ゴン?」
ゴ「ううん。暗号みたいだね♪」
ク「手際が良いな...」
レ「旨そうな香りがしてくるじゃねぇか!」
「レオリオにはあげない。火を弱くして、アンチョビを炒める」
ト「あ、アンチョビは俺も知らねぇや」
「白ワインを入れてアルコールをとばす...で、飾り付けて、ソースをかけて...」
私の想像通りの料理ができた
「できた!!【豚のセージ風味のポワレ】!!」
?『おおー』
気が付くと、周りにはたくさんの受験者の人たちが集まっていた
メ「良い香りがするじゃない!」
メンチさんとブハラさんも調理台に近づいてくる
メ「ちゃんとした料理ができる子居たのね~...料理法はポワレ。いいじゃない!」
ブハラが皿を持っていき、ちゃんと席について食べる
ドキ...ドキ...
私の心臓は、緊張で早鐘をうっていた
ブ「んま~い♪(ピンポンピンポーン)」
よし!!
...問題は...メンチさん...!!
私だけじゃなく、トヒロ、ゴン、キルア、クラピカ、レオリオも緊張しているのが伝わってきた
メンチさんは、口の端をつり上げた
メ「ま、合格としましょう!」